<演目>
武満 徹:セレモニアル -秋の歌-
<演奏>
笙:宮田まゆみ
コンサート・マスター:水谷 晃
指揮:ジョナサン・ノット
東京交響楽団
2日目の参戦。昨日よりは人が入っていて、だいたい8割といった感じ。
自分がいつもよく座る1階席の前がガラリと空いていたんですが、招待席でしょうか。
やっぱり聴き慣れたサントリーホールだと全然音の響き方が違います。
ミューザだと高音が響き過ぎて、BPhのようなバスが効いてるオケにはいいかもしれないですが、こちらのほうが自然な響きに感じました。
昨日課題だと思われた低音の不足は、ホールの特性あってかそこまで感じられず、昨日あった傷も修正されていました。
昨日物音があまりにも響いて苦情が当局にあったんでしょう、物音に配慮するように事前にアナウンスが流れていましたね。
ややダレ気味だった第1楽章は今日は自然な流れ、第2楽章、第3楽章は昨日と同じスタイルで、第3楽章ラストはオケをアンサンブルが崩壊しないギリギリのところまで追い込んだ狂気に満ちたテンポ。
第4楽章は昨日も凄かったんですが、今日も圧巻でした。
これだけすごい演奏をしながら一般参賀が起きないのが不思議なほど。
インバルのスタイルですら過去のものに思えてしまうような雰囲気さえ漂う、不思議なマラ9。
コンサートは正面入口で出待ち。どうやらコンサート後に向かいのイタメシ屋で関係者同士でパーティがあるらしく、そこにそのまま向かうようです。
10人くらいのファンが列を作り、ノットのサイン、写真を撮っていました。
それにも笑みを浮かべながら気さくに応じるジェントルマン、ノット。
この時、一緒に並んでいた2人の方とマーラーについて熱く語り、1時間近く話していたような気がします。バーンスタインやベームを知っている世代らしく羨ましいです。
「誰かとこの喜びを共有したかった」と仰っていたのが印象的でした。私も同じくw
お互いに連絡先交換して、次回はたぶん7月のインバルの10番でお会いすることになりそうです。
本当はこの後お酒でも飲みながら色々と話したかったんですが、別件の予定があったので、次回のお楽しみ。
ちなみに上記のパーティには年間10万の年貢を納めれば定期演奏会のA席とリハやゲネプロの見学会などもついてきて参加出来るそうです。
ちょっと悩み中。