海外遠征初のコンサートです。
〈演目〉
R.シュトラウス:マクベス
R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
ブラームス:交響曲第2番
〈演奏〉
アンドリス・ネルソンス
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
チケットを受け取った時にカウンターの人から、「明日誕生日だね、おめでとう。」と言わました。
あれ、誕生日書く欄あったかなーと思いつつも、感動的でした。
マクベスは初めて耳にする曲でしたが、ドラマティックで初期のリヒャルトを知るにはうってつけの曲。
割とロマン派の影響を受けてる曲ですが、なぜここまで演奏される回数が少ないのか不思議なほど魅力的な曲でした。
ネルソンスにぴったりな曲だと思います。
ティルはもう彼の十八番なので言うまでもなく盤石の出来。
後半はブラームスの2番。先日、トーンハレでも取り上げた曲で評判がよかったですが、今日の演奏も実に素晴らしかったです。
冒頭からコンセルトヘボウに響き渡る芳醇な弦と木管の響きが最高でした。
以前タングルウッドとの同曲をラジオで聴いたことがあるんですが、その時とはスケールも格段に大きくなっていました。
ネルソンス自身の見た目もですけどねw
ルツェルン音楽祭の写真で気付いたのが初めてですが、最近はあの人民服のような服はやめて、背広を新調したようです。
たぶんもう燕尾服姿を見ることはないかのかなw
さて、演奏ですが、終楽章の冒頭でああ密度が散漫になったものの、後半からは従来の響きを取り戻し、一気呵成で進むコーダへ邁進。コーダ入る手前の「さあ来るぞ」っていいワクワク感がたまらないですよね。
終演後はティンパニストのKomstとマエストロの出待ちをして、サインを頂きました。
マエストロは何回もお会いしてますが、Komstが本当にいい人!
実に充実した演奏会でした。