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コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】メッツマッハー/新日フィル ツィンマーマン、ベートーヴェン 2014/9/29(Mon)

メッツマッハー/新日フィルのサントリー定期演奏会に行ってきました。

もともと2公演のみの予定だったんですが、以前の演奏会で年収までばっちり書く欄があったアンケートで当選した招待券です(笑)。

 

<演目>

ツィンマーマン:大オーケストラのためのプレリュード『フォトプトシス』(日本初演)
ツィンマーマン: 『ユビュ王の晩餐のための音楽』
ベートーヴェン交響曲第7番イ長調 op.92

 

<出演者>
指揮:インゴ・メッツマッハー
語り:長谷川 孝治
新日本フィルハーモニー交響楽団

 

メッツマッハーというとちょうど3年前に同じサントリーホールショスタコーヴィチ交響曲第5番を聴いて、その時の印象は「普通」でした。
あれからベルリンに行ってプログラムに彼の名前を見たり、ネットラジオベルリン・フィルで名前を知ることになり、何でも振れるけど、特に現代音楽とオペラが得意な指揮者という印象がありました。
今日はそれ以来の実演です。

『ユビュ王』の音楽のメッセージ性が実に愉快かつ痛快で、津軽弁も入る青森が舞台の語りが聴いてて親しみやすく面白かったです。
クラシック音楽は歌詞は原曲に忠実にすると、基本的に原語で歌わなければならないのですが、そこに日本語の語りをもってこれるあたりが「現代音楽」の自由さであり、ツィンマーマンが投げかける皮肉をメッツマッハーは現代音楽の伝道師として、本気で伝えようとしてるのが感じられました。
オケの鳴りっぶりも、3年前とは比較にならないほど壮絶。
同じく現代音楽が得意なノットはプログラムの組み合わせや関連性で抵抗感を少なくするアプローチで、こういう比較も興味深いです。


後半のベートーヴェン交響曲第7番も縦の線が揃ったキビキビした演奏で気持ちよかったですが、トランペットが2ヶ所ほど落ちてしまったのが惜しかったです。
鰻上りで成長を遂げている日フィルの方が、今ではずっと上をいってる気がしました。
終演後はメッツマッハーのサイン会があったので、サインと写真をゲット。人が多くなかったせいか和やかな雰囲気。
メッツマッハーはすごく物腰が柔らかく気さくな方でした。時間には余裕があったので、もっと感想を伝えられればよかったのですが、それは次回に是非。

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