コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】2014年演奏会総括

去年の行った演奏会一覧です。

#1 1/17(Fri) 福間洸太朗(P) 山田和樹/横浜シンフォニエッタフィリアホール
#2 1/31(Fri) 清水直子/アイディン ブラームスほか @王子ホール
#3 2/2 (Sun) 外山啓介 ピアノ・リサイタル @Hakuju Hall
#4 3/9 (Sun) マーラー交響曲第8番 インバル/東京都交響楽団 @横浜みなとみらいホール
#5 3/14(Fri) ショスタコーヴィチ交響曲第7番 ラザレフ/日フィル @サントリーホール
#6 3/15(Sat) マーラー交響曲第9番 インバル/東京都交響楽団 @東京芸術劇場
#7 3/16(Sun) マーラー交響曲第9番 インバル/東京都交響楽団 @横浜みなとみらいホール
#8 3/17(Mon) マーラー交響曲第9番 インバル/東京都交響楽団 @サントリーホール
#9 4/17(Thu) マーラー交響曲第4番 カンブルラン/読売日本交響楽団サントリーホール
#10 4/18(Fri) シベリウス交響曲第4番、ベートーヴェン交響曲第6番 上岡敏之/新日本フィルハーモニー交響楽団すみだトリフォニーホール
#11 4/19(Sat) シベリウス交響曲第4番、ベートーヴェン交響曲第6番 上岡敏之/新日本フィルハーモニー交響楽団すみだトリフォニーホール
#12 4/19(Sat) マーラー交響曲第9番 ノット/東京交響楽団ミューザ川崎シンフォニーホール
#13 4/20(Sun) マーラー交響曲第9番 ノット/東京交響楽団サントリーホール
#14 4/26(Sat) ストラヴィンスキー火の鳥[全曲盤] 山田和樹/日本フィルハーモニー交響楽団サントリーホール
#15 4/27(Sun) シューベルト交響曲第4番、ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 佐藤卓史(P) ノット/東京交響楽団 @オペラシティ


<欧州遠征 5/6-5/18>
#16 5/7 (Wed) ブラームス交響曲第2番ほか ネルソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 @コンセルトヘボウ
#17 5/8 (Thu) ブラームス交響曲第2番ほか ネルソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 @コンセルトヘボウ
#18 5/9 (Fri) マーラー交響曲第1番[ハンブルク稿] ヘンゲルブロック/北ドイツ放送交響楽団ハンブルク、ライスハレ
#19 5/10(Sat) ブラームス交響曲第2番ほか ネルソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団ハンブルク、ライスハレ
#20 5/11(Sun) モーツァルトコジ・ファン・トゥッテ オマー・マイア・ウェルバー @ゼンパーオーパ
#21 5/12(Mon) ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、バルトーク:オーケストラのための協奏曲 グリモー(P)/P.ヤルヴィ/グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ @ゼンパーオーパ
#22 5/13(Tue) プラハの春音楽祭2日目 スメタナ:「我が祖国」 ビエロフラーヴェク/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団チェコスメタナホール
#23 5/14(Wed) プラハの春音楽祭3日目 スメタナ:「我が祖国」 ビエロフラーヴェク/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団チェコスメタナホール
#24 5/16(Fri) アバド追悼コンサート ブルックナー:交響曲第7番ほか ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


#25 5/24(Sat) ベルリオーズ:テ・デウム スダーン/東京交響楽団サントリーホール
#26 5/27(Tue) コルンゴルト交響曲 嬰ヘ調 マルク・アルブレヒト/東京都交響楽団 @サントリーホール
#27 5/31(Sat) スクリャービン交響曲第5番ほか ラザレフ/日本フィルハーモニー交響楽団サントリーホール
#28 6/7 (Sat) カリンニコフ:交響曲第1番 ラザレフ/日本フィルハーモニー交響楽団横浜みなとみらいホール
#29 6/14(Sat) ブーレーズ:ノタシオン、シューベルト交響曲第8番 ノット/東京交響楽団サントリーホール
#30 6/20(Fri) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4番 ファウスト(Vn) ハーディング/新日本フィルハーモニー交響楽団すみだトリフォニーホール
#31 6/21(Sat) ウェーベルン藤倉大ハイドン交響曲第44番、ブラームス交響曲第4番 ノット/東京交響楽団 @オペラシティ
#32 6/24(Tue) オネゲルバルトークストラヴィンスキー春の祭典 フルシャ/東京都交響楽団 @サントリーホール
#33 6/27(Fri) ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番ほか ファウスト/メルニコフ @神奈川県立音楽堂
#34 6/28(Sat) マーラー交響曲第6番ほか インキネン/日本フィルハーモニー交響楽団サントリーホール
#35 7/5 (Sat) グリーグ:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:ロメオとジュリエット 田部京子(P)/西本智実/日本フィルハーモニー交響楽団横浜みなとみらいホール
#36 9/12(Fri) R.シュトラウスドン・キホーテほか 山田和樹/日本フィルハーモニー交響楽団サントリーホール
#37 9/27(Sat) レスピーギ:ローマの松ほか 菊池洋子(P)/三ツ橋敬子/日本フィルハーモニー交響楽団横浜みなとみらいホール
#38 9/29(Mon) ツィンマーマン:ユビュ王ほか メッツマッハー/新日本フィルハーモニー交響楽団すみだトリフォニーホール
#39 10/24(Fri) ショスタコーヴィチ交響曲第4番 ラザレフ/日本フィルハーモニー交響楽団サントリーホール
#40 11/14(Fri) マーラー交響曲第7番ほか インキネン/日本フィルハーモニー交響楽団サントリーホール
#41 11/26(Wed) カールマン:チャールダーシュの女王 三ツ橋敬子/東京交響楽団日生劇場
#42 11/27(Thu) ジ・アート・オブ ワディム・レーピン @すみだトリフォニーホール
#43 11/28(Fri) ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 レーピン(Vn)/トレヴィーノ/新日本フィルハーモニー交響楽団すみだトリフォニーホール
#44 12/7 (Sun) マーラー交響曲第8番 ノット/東京交響楽団ミューザ川崎シンフォニーホール
#45 12/13(Sat) ブルックナー交響曲第3番[第1稿] ノット/東京交響楽団サントリーホール
#46 12/24(Wed) 崔文洙/上岡敏之 デュオ・コンサート @すみだトリフォニーホール


計46公演でした。
後半は7月以降は土日のコンサートを絞ったので失速しましたが、前半は多かったですね。

選ぶのは難しいですが、去年のベスト10の演奏は以下。

【1位】
12/7(Sun) マーラー交響曲第8番 ノット/東京交響楽団ミューザ川崎シンフォニーホール

これだけは抜けて圧巻だった演奏。

ミューザの響きは苦手だったんですが、マラ8なのに室内楽的に響くホールに感動。

1階席が意外いいかもしれません。


【2位】
3/17(Mon) マーラー交響曲第9番 インバル/東京都交響楽団 @サントリーホール

インバルがプリンシパル・コンダクターとして最後の演奏会。

マラ9全てに足を運んだので、その軌跡を追うという意味でも思い出深い演奏会。

最後は別れを惜しむファンで一杯でした。

 

【3位】
6/27(Fri) イザベル・ファウスト/アレクサンドル・メルニコフ @神奈川県立音楽堂

アンコールたっぷりで、翌日取れなかった王子ホールのチケットの分までお腹いっぱい。

 

【4位】
7/21(Mon) マーラー交響曲第10番 インバル/東京都交響楽団 @サントリーホール

マーラーチクルスの番外編。演奏の完成度としては9番より上か。

 

【5位】
9/12(Fri) R.シュトラウスドン・キホーテほか 山田和樹/日フィル

日フィルからスイス・ロマンドの音を引き出しちゃった演奏!

 

【6位】
10/23(Fri) ショスタコーヴィチ交響曲第4番 ラザレフ/日フィル @サントリーホール

ショスタコーヴィチコンドラシン→ラザレフの流れが分かる演奏会。

繊細さと豪快さが同居した超名演。

 

【7位】
5/13(Tue) プラハの春音楽祭2日目 スメタナ:「我が祖国」 ビエロフラーヴェク/チェコ・フィル @チェコスメタナホール

特別なことはしていないのに、この曲にかける誇りと自信が伝わってきました。

 


【8位】
5/8(Thu) ブラームス交響曲第2番ほか ネルソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団アムステルダム、コンセルトヘボウ

誕生日の演奏会。前半の「マクベス」と「ティル」が圧巻。

 

【9位】
12/24(Wed) 崔文殊/上岡敏之 デュオ・リサイタル @すみだトリフォニーホール

これほど息のあったデュオはそうそうない、、、


【10位】
4/20 (Sun) ノット/東京交響楽団 マーラー交響曲第9番サントリーホール

響きの重心は高かったけど、攻めまくるノット。 

 

【所管】
正直どの演奏会もそれぞれに良さがあるので、順位をつけるのは難しい。記憶は当然新しいほうから鮮明ですし。
でも、がっかりした演奏会はなかったと思います。
どのオケもパワーアップしていて、特に顕著なのは日フィルと東響。前者は以前の豪快なサウンドに緻密や弦の柔軟さが加わり、後者は対極的に低弦と金管の力強さが加わった感。
都響はインバルなしでも高い安定感を誇り、技巧的には抜けている感じ。
来年はどのオケも攻めのプログラム。厳選した上でなるべく多く足を運びたいです。
来年も海外遠征はする予定で、今のところ候補は4/23-5/7あたりですが、プログラムの組み方が難しく複数日候補を検討開始しています。