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コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】インバル/都響 ブルックナー4番 2015/3/18(Wed)

久々にインバル/都響の演奏会に行ってきました。
2014年7月のマーラー10番以来。

 

指揮/エリアフ・インバル

曲目
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》より「前奏曲と愛の死」
ブルックナー交響曲第4番 変ホ長調 WAB104 《ロマンティック》 (ノヴァーク:1878/80)

 

ワーグナーは緻密な演奏でありながらも都響の透明感ある縦の線が光る演奏。過度に情緒的になることはなく、都響の性能の高さを感じさせる。

 

一方でブルックナー。7番を聴いた時と同じように、とにかくテンポが速い。通常68分くらいなのに、60分で全曲を締めくくる。

一言で行ってしまえば、一筆書き、剛直、男性的、野太い響き。
官能的とは対照的な位置付け。去年の7月とはほぼ逆なスポットの当て方。
都響の機能性をフルに活かした、粗くならないギリギリのラインを野暮ったく、金管ティンパニ中心でゴリゴリ。語弊を恐れずにいえば、現代版ショルティカラヤンといったところ。とにかく隙がなく完璧な演奏で、弱音部も透明な木管とひんやりした弦がそれを支える。
トキョラーには堪らない演奏。

今後、大野体制になって、ますますその傾向が強まる気がする

 

確かに凄すぎたけど、ブルックナーってよりはインバル/都響を聴いてる感じがした。
前はこういうのが好きだったけど、今はノット/東響、ラザレフ/ヤマカズ/日フィルの方が好き。
もっと当たりの柔らかい芳醇な響きがある方が好み。

 

音の好みは年齢とともに変わるものだと感じた次第。

 

とはいえ、有り余るエネルギーを演奏会からもらいました。

 

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