ケルン歌劇場の『アラベラ』を観に行ってきた。
なんと本拠地の歌劇場が工事中だということをすっかり忘れてて、地図通りその建物に行ってしまった。
えぇ、綺麗な建物でしたw
周りの人に聞いても、あるおばさんは『私分からないから、その人たちに聞いて』と観光客の外国人を指して、その人たちはタジタジ。
分かるはずもなく、近くのパン屋さんで聞いても困った様子。
『ここの住所ググったらどう?』とeチケットに書いてある住所をiPhoneで調べたら駅の反対側。開演まで残り10分。
遅れても止むなしと腹をくくって、中心街を出て、タクシープールでタクシーに乗り込む。気の利いた運ちゃんのおかげで開演3分前に到着であった。
前置きは長くなったけど、会場は臨時の巨大プレハブのような建物。
人が歩くたびにギシギシいってた。
演奏は全体的に質が高く、演出もオーソドックスながらクオリティ高し。
シュテファン・ゾルテスの指揮もツボをしっかり押さえてて、全体を見通した見事なもの。
歌手も素晴らしかった。会場はあまり盛り上がってなかったのが不思議なくらい。
『ばらの騎士』と『アラベラ』、どちらもリヒャルトらしい豪快なオーケストレーションで魅せる曲ではないが、後者の方が幾分好きかもしれないと認識している。