ちょっと冷たい印象を受けたケルンからバンベルクへ移動。
途中、ヴュルツブルクでローカル線に乗り換え。5分ほど電車が遅れていたが、問題なかった。
窓から見る景色が菜の花畑に風車、シムシティに出てくるような原発と、最高の景色だった。
予定通りにバンベルク着。思ったりこじんまりした街だけど、世界遺産だけあって素晴らしい街だった。
歴史的な町並みに石畳、鴨やアヒル?が泳いでいる川。
こんなところで隠居したいと思った。
今日はコンサートチケットが取れていないので、早めに会場に行ってAbendkasseに行き、並ぶことに。
そしたら、近所の定期会員のご婦人が売りたいそうで。でも、こういう経験始めてだったので、一緒に並ぶことにした。
彼女、英語をほとんど話さないので、貧困なボキャブラリーながらドイツ語で話す。
これが結構トレーニングになる。どうしても旅行していると、ホテルなどは英語話せるので、そこに甘えてしまう部分はある。なるべくドイツ語で話そうとはしてるけど、向こうが英語に切り替えてしまうと後はそのまま、、、
今回の旅行プランやジョナサン・ノットの大ファンであることや、バンベルクの自然の素晴らしさ、日本の外来オケのチケットの高さなどについて話した。
熱意は伝わった模様。
無事、Abendkasseが斡旋してくれて、チケットをゲット。€31の上から2番目くらいのいい席。
ここはよいチケットでも€44くらいなので助かる。
この後は今日乗り番ではない、バンベルク響のヴィオラの方とお話を少しして、今日の公演のプレトークへ。
3割くらいしか分からなかったが、こういうドイツ語もスラスラと聞き取れるようになるのが目標。20分ほどで終了。
アダム・フィッシャーの演奏は初めて聴いたけど、キリッと引き締まって、キビキビ動く姿はまさに現代版ショルティ。
マーラーの7番ではガンガン金管を前面に出すけど、それでもうるさくならないのは弦が負けていないから。さすがノットの手兵といえよう。
最後に出待ちしたら、メガネかけてたマエストロに気付かず、『マエストロまだ中にいますか?』と聞いてしまったw
バンベルクは人々も優しく、とてもいい思い出になった。