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コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】ラザレフ/日フィル ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 2015/06/12(Fri)


指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ヴァイオリン:堀米ゆず子
日本フィルハーモニー交響楽団

 

ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
ショスタコーヴィチ交響曲第8番

 

ブルッフショスタコの8番というのも不思議な組み合わせであったが、堀米さんのヴァイオリンの音色は艶やかというよりは
ややくすんだ響きで余裕が感じられた。ラザレフはここではヴァイオリンを立てる演奏。
アンコールの1曲終わって後半のショスタコーヴィチへ。

 

ショスタコーヴィチの中でも4番と並んで重い曲、そして、自分の中でも1,2を争うほど好きな曲である。
大好きな指揮者、ネルソンスも得意としているが、ショスタコーヴィチと同じ時代を行きた彼がどんな演奏をするのか興味深かった。
ちなみに首席トロンボーンの藤原さんは身内に不幸があり、本番には立てなかったが、ホルンには読響に移った日橋さんが!

 

第1楽章冒頭が力強い弦。厳しいリハーサルの跡を感じさせる。途中、金管があまりにも強く飛びてて耳についた部分があったが、クライマックスを築き上げる音圧が凄まじいの一言。
バスドラの最強打に金管の最強奏、でも決して音は濁らない。先日の11番や4番の演奏を彷彿させた。
第2楽章、少し泥臭く、でも響きは濁らず始まる。最後はリダルダントをかけるあたりはネルソンスと同じ。
第3楽章、一番の聴かせどころ、トランペット、クリストーフォリさんのソロ。若干のキズはあったが、実演なら仕方ないレベル。明日は修正してくるはず。
最終楽章、最後の和音、ラザレフはずっと手を震えたように動かしたまま、手を下ろそうとしない。最後は万感の想いを込めるように両手で顔を覆い、しばらくしてからソッと手を下ろした。
およそ2-3分はあったと思う。

 

会場からは爆発的な拍手こそ起きなかったものの、拍手が鳴り止むことはなく、ラザレフは何度も笑顔で奏者を称える。

 

そして、すぐにアフタートークへ入った。

ここからのトークが爆笑もので、明日行く人のために内容は差し控えるが、今までのエピソードを踏まえながら、今後のチクルスについて語ってくれた。
これだけ重い曲をやった後に、ユーモア満載なトークを繰り広げるマエストロ恐るべし。

今後のチクルスからも目が離せない。

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