山田和樹 [指揮]
ベンヤミン・ヌス [ピアノ]
<曲目>
ドビュッシー/小組曲
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調
プーランク/シンフォニエッタ
やっぱりヤマカズはフランス物が凄い。
小組曲からしてやられた。横浜シンフォニエッタはアンサンブル力が非常に高くて、そこにヤマカズがフランス的な香りを添える。
プレトークの時にヤマカズさんが話していたのは
「フランスのオケは、お行儀はいいとはいえないけど、お国ものになると譲れないものがあるようで、細かい指図は嫌い、アイコンタクトでアンサンブルが仕上がっていく」
まさにそれが感じられた。
中でも特に見事だったのが、特にヌスとのピアノ協奏曲とアンコールで演奏された彼の曲が艶やかで見事だった。
ヌスのタッチ、欲をいえば冒頭にもう少し繊細さが欲しかったが、第2楽章からのソロはしみじみと響き渡った。
ジャズ曲を得意としているだけあって、ノリの良さはピカイチ。
アンコールは自作の演奏だったが、この繊細さがラヴェルであればと思った。この曲でノックアウトであった。
後半のプーランクも色気が感じられてよかった。
そしてトドメはアンコールのフォーレ。
これは土曜日ダブルヘッダーを #検討している
そうなると土曜日は、
7時半から自転車のチーム練
15時からヌス/山田和樹/日フィルでガーシュイン
18時からノット/東響でマーラーの3番
となりそう。
さて、今日はバッティストーニ/東フィル
リハから凄い様子が伝わってくるので、どんな演奏になるか楽しみで仕方ない。