コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】ヌス/山田和樹/横浜シンフォニエッタ ドビュッシー、ラヴェル、プーランク 2015/09/09 (Wed)

横浜シンフォニエッタ第10回定期演奏会

山田和樹 [指揮]
ベンヤミン・ヌス [ピアノ]
<曲目>
ドビュッシー/小組曲
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調
プーランクシンフォニエッタ


やっぱりヤマカズはフランス物が凄い。
組曲からしてやられた。横浜シンフォニエッタはアンサンブル力が非常に高くて、そこにヤマカズがフランス的な香りを添える。
プレトークの時にヤマカズさんが話していたのは
「フランスのオケは、お行儀はいいとはいえないけど、お国ものになると譲れないものがあるようで、細かい指図は嫌い、アイコンタクトでアンサンブルが仕上がっていく」
まさにそれが感じられた。

中でも特に見事だったのが、特にヌスとのピアノ協奏曲とアンコールで演奏された彼の曲が艶やかで見事だった。
ヌスのタッチ、欲をいえば冒頭にもう少し繊細さが欲しかったが、第2楽章からのソロはしみじみと響き渡った。
ジャズ曲を得意としているだけあって、ノリの良さはピカイチ。

アンコールは自作の演奏だったが、この繊細さがラヴェルであればと思った。この曲でノックアウトであった。

 

後半のプーランクも色気が感じられてよかった。
そしてトドメはアンコールのフォーレ

これは土曜日ダブルヘッダーを #検討している‬
そうなると土曜日は、
7時半から自転車のチーム練
15時からヌス/山田和樹/日フィルでガーシュイン
18時からノット/東響でマーラーの3番

となりそう。

さて、今日はバッティストーニ/東フィル
リハから凄い様子が伝わってくるので、どんな演奏になるか楽しみで仕方ない。

 

 

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