指揮=下野 竜也
オーボエ=セリーヌ・モワネ
モーツァルト:オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
マーラー:交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
今日のドキドキな金曜日だったが、定時で上がれたので成城石井でご飯を書いつつ、コンサートに備えた。
正直な感想から言ってしまうと、シモーノとマーラーは合わないのでは?というのが第一印象だった。
特に前に聴いた5番もパッとしなかったし、彼には9番や大地の歌、4番など、枯れた部分が入るかメルヘンな曲がよいのではないか。
というのも、モワレが吹くK.314が絶品だったので、余計そう感じてしまった。
モーツァルトが苦手な自分でも、至福の境地だった。
一方、マーラーは第1楽章から非常に遅いテンポを要求するのだが、オケがそれに応えられず間延びしてしまう、非常にモタれる。
第2楽章に入ってからもどうも透明感に欠け、第3楽章あたりからようやくオケの濁りが取れてきた感じ。
第4楽章でようやくオケのエンジン全開だが、どうもホールのせいなのか、音が飽和気味で響きが濁って聴こえる。弦が分厚いのはいいんだけど、金管も頂けなかった。
サントリーで聴いたら、もっと変わったかもだけど、やはりシモーノさんとマーラーは合わないというのが今のところの結論。