指揮/ペーター・ダイクストラ(スウェーデン放送合唱団首席指揮者)
ソプラノ/クリスティーナ・ハンソン
アルト/クリスティーナ・ハマーストレム
テノール/コニー・ティマンダー
バス/ヨアン・シンクラー
合唱/スウェーデン放送合唱団
曲目
リゲティ:ルクス・エテルナ (1966)(無伴奏混声合唱)
シェーンベルク:地には平和を op.13 (混声合唱と管弦楽)
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626 (ジュスマイヤー版)
本当は翌日のサントリーホールの公演に行きたかったのだけど、そのうちと思ってたらいつの間にか売り切れ。
というわけで文化会館のチケットを購入。
購入時にはまだ余裕はあったけど、当日は結構席が埋まっていた。
ダイクストラを見るのは初めてだけど、背が2m近くあって、姿がいかにもオランダ人といった感じ。
リゲティのルクス・エテルナは音源も含め、初めて聴く曲だったが、繊細かつ粒の揃ったスウェーデン放送合唱団の息遣いが本当に素晴らしかった。リゲティや調性どうこうではなく(個人的には好きな作曲家だけど)、曲の息吹とはかく吹き込まれるんだなというのが正直な感想。
続くシェーンベルクは、調性の中でも無調が入ってくる曲でオケ付きVer.
先ほどの繊細さに力強さが加わって、この合唱団のスケールの大きさを思い知ることになる。
後半のモツレクはピリオド奏法で、個人的には最初は違和感はあったが、ホントに最初だけ。
あとは演奏の素晴らしさに吸い込まれていった。都響もダイクストラの意図を汲んで合唱を引き立てる演奏。
アンコールは、モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス。
演奏会の後は当然出待ち。ダイクストラが割とお疲れとのことで、短時間でのサイン会だった。
翌日も行きたい、当日券並んでみようかと後ろ髪引かれる思いを持ちながら会場をあとにした。