ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年改訂稿) WAB.108
指揮:坂入 健司郎
演奏:東京ユヴェントス・フィルハーモニー管弦楽団
今年初めてのコンサートは坂入/ユヴェントス・フィルであった。
#坂入さんはいいぞ と聞いていて、実際youtubeで聴いた時のブルックナーの5番がよかったので期待大であった。
前半の「牧神」から瑞々しい、いい音。
そして後半のブルックナー。
アマオケとは思えない、というか、このコンビでしか聴けない壮大なブルックナー。金管が入りのところで落ちる箇所はあったけど、そんなことはもはや関係ない。
第1楽章の中間部の盛り上げ方、第3楽章の天国的なアダージョ、気力を振り絞っての第4楽章。
坂入さんが「意識が飛びそうになった時、聴衆の集中力から元気をもらった」というくらい、聴衆との一体感が素晴らしかった。
「お金を払ってきている」のではなく、「本当に聴きたい演奏だから」来ている人が集まるとこういう経験したことのないような雰囲気になるのだろう。
終演後、さすがに坂入さんはフラフラであったが、それでもエントランス、楽屋に来たファン一人一人に挨拶をされていた。
自分もお疲れなところ申し訳ないと思いつつ、サインとツーショットの写真を頂いた。
この後は朝まで打ち上げらしい。
平日はサラリーマン、休日はほぼオケの練習。どれだけタフなのだろう。
すっかり、坂入さん/ユヴェントス・フィルのファンになってしまった。
次の演奏会も絶対に来ると決めたのであった。