NHK交響楽団
第1830回 定期公演 Cプログラム
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ニールセン/交響曲 第5番 作品50
いつも演奏会で会って終演前も終演後も話す友人がいる。
その人に
#N響はいいぞ
と言われ、さらに日程が被ってしまうことから、チケットを譲ってもらえることに。
パーヴォ・ヤルヴィとN響の演奏会に行くことにした。
久々の歌合戦ホール(NHKホール)である。
このホールは歌合戦などのイベントホールのため音がよくないのだが、3階のRという席をゲットできた。
ここの場所が実に素晴らしかった。
ステージからは遠いので、演奏者の顔はメガネ越しでも見えない。
しかし、音は最高にいいのである。
それにしても、#N響はいいぞ と友人が絶賛するだけあって、本当に凄かったN響。
正直ここまで凄いとは思わなかった。
ヤンセンの演奏はCDやブルーレイなどで聴いているが、ここまで実演では彫りの深い演奏とは知らなかったし、実演でないと素晴らしさが分からないタイプ。
そして、何よりもパーヴォの棒にノリノリで反応するパーカッション、ギラギラした木管、伝統を引き継ぎながらも分厚く有機的な弦。
ベラボウに巧いんだけど、テクニックが前面に出ず、音楽を感じさせるところが最高である。
この日は皇太子殿下が来られたのでサイン会はなし。
それでも長い行列を作り、右往左往するN響の出待ちは他にはなくちょっと不気味さを感じた。
でも、パーヴォ/N響、ヤンセンが素晴らしかったので、それぞれのコンサートに行くことを決意したのであった。