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コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】秋山和慶/都響 ヒンデミット、モーツァルト、R.シュトラウス 2016/05/30(Mon) @東京文化会館

東京都交響楽団
第808回 定期演奏会Aシリーズ


場所:東京文化会館 ホールご案内 座席表

指揮/秋山和慶
ピアノ/エリック・ル・サージュ


曲目
ヒンデミット金管と弦楽のための協奏音楽 op.50
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士組曲


演奏や指揮姿は映像やCDで確認していたが、実演を前にするのは初めて。
ヒンデミットはいかにも合ってそうな曲ではあったが、個々のパートはうまいものの、オケの響きに濁りがあり、都響らしいサウンドが出てこない。
秋山さんの棒はまさに斎藤メソッドをそのまま体現したような、正確で分かりやすい棒。
昔から変わっていないのだろう。このまま50年間やってきたんだろうな、という印象を受けた。

その良さが一番活きたのがモーツァルトのピアノ協奏曲第24番であろう。
正確に刻む棒で、ル・サージュの柔らかいタッチが引き立った。

後半はばらの騎士組曲

冒頭から気合充分なんだが、カンタービレが全く感じられず、打点のはっきりした棒の支配下で実に窮屈そう。
流れが悪く、都響の奏者も顔色も前半に比べて曇ってきた。
最後の最後で一気にテンポが上がり、都響も機動力を発揮していたが、、、

秋山さんは創生期の日本のオケの技術的に向上させたのは確かかもしれないが、リズムや曲を知り尽くしているオケを前にすると、その「正確さ」ゆえに「枠」を超えた演奏が難しいと感じたといえよう。

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