コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【欧州現地指導】2018/01/27(Sat) - 2018/02/10(Sun) Day13 キリル・ペトレンコによる「神々の黄昏」

2月8日(木)。

旅も残すところあと3泊4日。

 

9時頃起床。

 

朝ごはんはいつもどおりで。

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この日は17時からオペラなので、たっぷり充電すべくお昼寝した。

いよいよ後半のクライマックスである。 

 

バイエルン国立歌劇場へ。ホテルからは電車含めて15分くらい。

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ベームの胸像があることを知った。

 

席は4等席だけど、ピットも見えるし、最前列なので特にいうことはなし。

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ただ、荷物は預けるようにと隣のお客さんにも注意されてしまったので、気をつけないとな。

日本から来たの?と英語で聞かれて、

「そう、このオペラ観たくて半年以上前から楽しみにしてて、先週のジークフリートもここの下で聴いていたよ」

なんて会話をしてみたり。

 

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キリル・ペトレンコの指揮はジークフリートと同様、従来のワーグナー像には囚われることなく、スコアにゼロベースで光を当てて、そこから音の結晶を作り出していくような緻密があったが、重量感は今回のほうがあったと思う。

 

また、作品の好みもあるけど、演奏や演出の完成度も含めて、個人的には「ジークフリート」のほうが上だったように感じられたし、「神々の黄昏」のテーマの難しさについて深く考えさせられた気がした。

 

演出は東日本大震災のニュース映像をスクリーンに出して、神々の崩壊を予感させるものだったが、良くも悪くも斬新で好き嫌いは分かれるかもしれない。

 

歌手はハーゲンとブリュンヒルデの歌唱力が圧巻の一言。

他の歌手も素晴らしいのは言うまでもないが、歓声が大きかったのはこの2人に対してだった。

 

帰りは15分くらい電車が止まったが、待っていたら動き出した。

 

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ホテルに戻り、いつものメニューを注文。

もうミュンヘン最後の夜なんだな、としみじみ。

 

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明日は昼頃にベルリンに向けて出発し、ベルリン・フィルのコンサートを楽しんで、翌日朝のフライトでいよいよ帰国。

さすがに日本食が恋しいが、帰るまで我慢したほうが喜びが増すと思って我慢した。