コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【旅行】旅行中のトラブルあれこれ、総括(1/3)

ご無沙汰しています。5/6-18までオランダ、ドイツ、チェコに行ってきました。

が、これまでにないくらいトラブル続き、まさに「大殺界」的な旅行でした。

なんとか帰ってきましたが、3日間くらいを除いて体調不良だったので、もうコンサート会場とホテルをタクシーで行き来する以外はずっと寝たきりでした。

原因分析と反省を踏まえて、総括していきたいと思います。

長文なので、【結論】と【対策】を先に書いてしまいました。

 

【結論】

・慣れた渡航先への旅行で警戒心が緩んでおり、必要最低限な旅行の準備が出来ていなかった。

 (常備薬、保険、緊急連絡先など)

・初日から飲み過ぎて体が弱っていたところに、パスポート紛失などの精神面の疲れがあり、免疫力が低下。胃腸を壊すスパイラルに。

渡航前はダイエットをしてたこともあり、反動がきたことも考えられる。

・海外旅行は解放感と孤独は紙一重。負のスパイラルに入ると、物事を悪い方向に考えていき、体は回復しても精神面は疲れたままで、微熱などの症状が残ることも。

 

【対策】

・必要最低限の対策は必ず行う。できなければ旅行は諦めること。

・飲むペースには気をつけること。

・長期滞在は望郷の念にかられやすいので、寝るだけでなくコンサート以外にも楽しみを。

 また、普段習慣付けるいることも海外で継続すること。

・渡航前に起こるべきリスクを想定し、3重のリスクヘッジを。

 

今は時差ボケがまだあり、なかなか眠くもならないし寝付けない状態ですが、健康面は全然問題ありません。ただ、睡眠不足が続いているので、まとまった睡眠取らないと、疲労溜めてしまいそうですね。

 

 

以下は時系列でかなり長い、もはや病床日記のような感じなので、流し読みもしくは興味のある方だけどうぞ。

 

 

・時系列

5/6(Tue)

移動:羽田(ANA)→フランクフルト(KLM)→アムステルダム

フライトは11時半でしたが、羽田のラウンジを楽しむべく早起きして行ってきました。

7時半羽田到着。そのままラウンジへ行き、朝ごはん。ワイン飲んで2時間ほど昼寝。

GW最後日のせいか、中国行きのビジネス客多し。

機内ではワイン数杯飲んで熟睡。時差ボケも特になし。

ただ、トランジットがめんどうで、ターミナルが異なるため、一旦フランクフルトで入国→オランダ行きのチケット発券→また保安検査場通過、それでも1.5時間は余った。

20時アムステルダム到着。いつも泊まっているホテルへ荷物を起き、そのまま軽く夕食を食べに近くのレストランへ。

いつもアムステルダムで食べるbitterballとワイン。それでも足りなかったので、生肉を。

ほろ酔いでホテルへ戻る。時差ボケはなさそう。

 

5/7(Wed)

ホテルの上の階からの物音や、外の時報を告げる鐘がうるさくてあまり安眠出来ず。

朝食をとり、昼過ぎに近くの運河沿いを散歩。

昼に運河沿いで豚肉とビール。最高に気持ちいい。

帰りにスーパーで部屋で飲むためのワインとハムを買い、CDショップでヘンゲルブロックのマラ1(ハンブルク稿)のCD、ベイヌムの伝記(オランダ語)を2冊購入。

ホテルに戻ってコンサートまで仮眠をとるが、寝酒をしたせいか、どうも胃が持たれ気味。このあたりから食欲が落ちてゆく。

夜、ネルソンスのコンサート。12月以来のマエストロとの再会。

帰りはBARKという魚料理店で、そこまで量が多くないムニエル?を食べる。

 

5/8(Thu)

朝食は普通にとったが、やっぱり胃や肝臓?が疲れ気味。16時から友人と会う約束があり、コンセルトヘボウのカフェでお茶。

食欲がなく、オレンジジュースのみ。

この時にバッグに入れていたはずのパスポートケースが入ってないことに気付く。

ホテルに戻ってから探してみることにする。

ホテルに戻って探すも、ケースが見つからず。ホテルの人(日本人のファミリー経営)と話し、警察に届け出ようという話になる。とりあえず出国まではなんとかなりそうだが、気が気じゃない。

もしかしたら、昨日昼ごはんを食べた店かコンセルトヘボウにあるかも、ということでコンセルトヘボウの遺失物管理(楽屋口の警備員さん)のところへ行き、無事に届けられていることを確認。一気に安堵感と疲れが出た。

ネルソンスの出待ちをしている方と一緒に飲みに出かけ、2時半くらいまで語る。

 

5/9(Fri)

朝から突然お腹を下す。便の様子からどうやら消化不良起こしてそう。

食欲はあまりなかったが食べた。その後更に2回ほど下痢。色々考えるが分からない。

心労や飲み過ぎかなぁと思いつつも熱っぽいし、電車でハンブルクへ行かなきゃないので、ホテルで正露丸を10錠もらってハンブルクへ移動。

熱っぽいのもあるけど、食欲が皆無。吐きはしないが胸焼けがして食べる気がしない。

ホテルで相談したろところ、医者はもう閉まってしまったので、近くの薬局を紹介される。そこで胃薬を購入。

あとはヘンゲルブロックのコンサートまでとりあえず寝ることにする。

ヘンゲルブロックのコンサート後、食欲はなかったが、何か食べなきゃと思ってベジタリアンメニューと欠かれているところにある「マッシュルーム」(クリーム系のシチューみたいな料理でした)を食べるも、食欲なし。一応最後まで平らげる。

特にお腹の下しはなし。

 

5/10(Sat)

やっぱりお腹を下してしまう。下し方としてはやっぱり消化不良っぽい。

微熱があるような。正露丸投入。

昨日行った薬局行ったところ、向こうも対処のしようがないので、食欲を促進するというお茶を購入。これが割と効果があった。

食欲はないが、何も食べてないので空腹感が出てきたので、近所のパン屋で小さなパンと水を買ってくる。

夜はネルソンス/RCOハンブルク公演。とりあえずこれを乗り切れば最大の目的は達成出来ると考え、踏ん張って行った。

コンサート、熱が下がり、ようやく食欲が出てきたので、肉を食べてみた。

これは大丈夫そう。

 

5/11(Sat)

ドレスデンへ移動。キャリーケースに語学の本をたくさん入れてきて20kgは超えていたと思う。駅に着いた時には晴れ予報なのに土砂降りの雨。でもすぐに上がった。

電車でキャリーケースを上の棚に上げる際に腕に力が入らず、ブラジル系のお兄さんに手伝ってもらったが、それでもスーツケースがメガネを直撃してフレームが割れる、、、接着剤でなんとかなりそうだが。

ドレスデンに到着し、メガネについて相談。瞬間接着剤もない、しかも日曜日で店が飲食店除いて休み。

諦めて外に散歩に行く。風がすごく心地よい。やっと「湧くような」食欲が出てきたので、サブウェイのサンドイッチを教会の目の前のベンチに座って食べる。

これぞドイツ流のゆったりした休日の過ごし方。

 

これで完全に治ったと思いました。しかし、、、(続く)