・5/17(Fri)
もう金曜日。日本を離れてから11日ほど。最後の目的地であるベルリンに向かう。
朝に近所の内科に電話したら、帰国したら「成田の検疫に行ってください。法律で決まってることですから」と言われる。
これを別なかかりつけの医者に言ったところ、「まあ普通はそういうだろうね。熱の上がり方が変だから、行ったほうはいいと思うけど、行かないとしたら後は自己責任でね」とのこと。
ただ、食べられる量などは増えてきていて、便も普通。
以前のような立っていると辛いというのも減ってきたので、38℃のような熱が上がらない限りは自分から検疫には行くまいと決めた。引っかかったらそれまで。
ホテルはアレクサンダープラッツにあったので、フィルハーモニーからは割と距離があったが、駅からもタクシーで€10くらい。ただ、今日のコンサートくらいはしっかり行こうと決めて、コンサート会場へ向かった。
コンサート会場はロビーこそアバド追悼一色だったが、演奏会は冒頭の曲以外は特にそういった雰囲気はあまり感じなかった。
コンサートが終わり、出待ちをしたが、ツィンマーマンは別口から出てしまって、結局会えなかった。1時間20分も待ったのに、、、でも悲壮感や悔しさは不思議となかった。
警備員のおじさんと話して、タクシー呼んでもらってホテルへ戻る。
これで終わったんだな、と思うと、逆にあまり寝れなかった。25時過ぎに就寝。
5/17(Sat)-5/18(Sun)
帰りは羽田経由にしたかったが、運賃が高かったので初体験となるデュッセルドルフ経由で成田を目指した。
ベルリン中央駅には1時間以上早く着いてしまったものの、空港に到着してからがあまり時間がない。実際、20分ほど遅れた。
ドイツの鉄道は一旦遅れだすと、ずるずると遅れる傾向にある。日本でいうところの「回復運転」はしないようだ。
空港からもモノレールでターミナルまで移動したが、空港が大きくないので、荷物預けて保安検査場を通ってしまえば、時間的なゆとりはあった。
あとは腹をくくって機内に乗り込んだ。
鶏肉を含む、機内食を全部平らげたが、全然眠くならない。禁酒していたが、ワインも2杯飲むことにした。それでも眠くならない。
結局1時間弱うたた寝しただけだった。体の疲れは気が張り詰めているせいか、特になし。心は相当疲弊していたけど。
念のため、効いていたか分からないドイツでの解熱剤を着陸1時間前に2錠キメて、予定よりも30分弱早着。
感覚的大丈夫だろうと思ったが、やっぱり実際通ろうとするとドキドキする、検疫を通ったが特に呼び止められることがなければ、あとは自己責任。
無 事 通 過
あとは、自宅に戻るだけ。
安堵感が出たが、不思議と眠くならない。そのままバスに乗り渋滞を眺めつつ体温を測った。自分の体温計は予測型な上に熱が少しでもあると高く出やすいので、正確に3回測った。そしたら、37.5℃だった。
今までももしかしたら、38℃と出ていたのは、このブレによるものかもしれない、そしてこれはおそらくメンタル面での疲れだなと確信したのは、帰宅後PCに向かってしばらくして、熱が全然ないじゃん、と思って測ったら35.8℃。平熱が36.5℃なので、かなり低め。
明日同じような症状にならなければ総合病院にいかず、かかりつけの内科に行くことにした。
この日は帰宅後の片付けなどやることが多かったが、全く眠くならず、3時過ぎまで起きていたが、全然眠くならなかった。さすがに寝ないとヤバいのでベッドインした。
5/19(Mon)
7時頃起床。かかりつけの内科に行く。
いつもは胃薬とロキソニンをもらっているのだが、これらの薬を切らしていたのでもらいに行った。
医者の見解も自分と同じで、たぶん精神的なものだろうとのこと。
薬を出してもらった後は整体に行って、体をほぐしてもらって、CDなど買い物を済ませて帰宅した。
でも、帰国前のあの倦怠感はもう取れていた。
今は時差ボケがあるのか、不思議と眠くならない。
そして今でも続いている。
写真の整理や部屋の掃除などをやろうと思っていたら、全然寝る気になれないのだ。
まあ、これも適度にアルコールなどをとって少しずつ慣らしていけば大丈夫だろう。
出来れば明日久々にロードバイクに乗りたいと思ってたけど、残念ながら雨予報。。。
以上、結論は先に書いてしまったので、これ以上はあまり書くことはないんですが、
長期の旅行や人生の大事な転換期を迎えている時の旅行は、精神面でのリスクがより大きくなるということですね。
#病床日記 はおしまい。
あとは、現地でのコンサートの感想をぼちぼちと書いていきます。