コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】ビエロフラーヴェク/CPO 我が祖国、プラハの春2日目@スメタナホール 2014/5/13(Tue)

〈演目〉
スメタナ:我が祖国

〈演奏〉
イルジー・ビエロフラーヴェク
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 

前の日にお酒は控えて、残っていたクッキーを食べたのですが、同じようにお腹を下してしまいました。

もうここまで来るとよく分からない状態。

熱があったのと、正露丸がとうとう切れてしまったので、薬局に行ってきました。

とりあえず下痢止めと解熱剤を買ってきました。

薬局も2日以内に病院に行くことをオススメするとのこと。

 

そのままプラハへ出発。熱が上がってかなりしんどかったです。

プラハに着いてそのままタクシーでホテルへ。

 

ホテルに着いて相談をすると、近所の医者と国際病院(英語が通じる病院)を紹介してくれました。

しかし、診察代が5000-6000CZK(日本円で、2.5~3万はかかるとのこと)。保険に入ってなかったので痛い出費。

払えないこともなかったのですが、外は雨だし、行くのはやめてホテルでずっと寝ていました。

19時に起床。ちょっと行くか迷いましたが、タクシーで移動すれば何とかなるし、お腹は今のところ大丈夫なので行くことにしました。

 

席は一階のBOX席後方の最前列。ステージからは遠いですが、全体を眺めるには最高の場所です。

とにかくフェスティヴァルって感じで、雰囲気は普通の演奏会と違い、華やかでした。

あと多かったのは日本人観光客。どうやらツアーに組まれているらしく、20~30人ほどは見たと思います。

 

演奏はもう圧巻の一言。特別なことは何一つしていないのに、出てくる音の重みが歴史を物語る。

この曲に対する譲れない誇り、「伝統」とはまさにこのことかと体が震えました。

最後はスタンディングオベーション。大学に入って以降泣いたことがない自分ですが、思わず涙が出そうになるのをじっとこらえていました。

この曲を知り尽くしたオケと指揮者、木管がギラギラと黒光りする響きはタイプこそ違うものの、クーベリックを彷彿とさせるものでした。

 

終わったあとは会場からタクシーでホテルへ向かい、とりあえず近所の売店で水とサンドイッチを買いました。あまりにもお腹がすいていたので、とにかく何か食べなければ、と。