〈演目〉
スメタナ:我が祖国
〈演奏〉
イルジー・ビエロフラーヴェク
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
前の日にお酒は控えて、残っていたクッキーを食べたのですが、同じようにお腹を下してしまいました。
もうここまで来るとよく分からない状態。
熱があったのと、正露丸がとうとう切れてしまったので、薬局に行ってきました。
とりあえず下痢止めと解熱剤を買ってきました。
薬局も2日以内に病院に行くことをオススメするとのこと。
そのままプラハへ出発。熱が上がってかなりしんどかったです。
プラハに着いてそのままタクシーでホテルへ。
ホテルに着いて相談をすると、近所の医者と国際病院(英語が通じる病院)を紹介してくれました。
しかし、診察代が5000-6000CZK(日本円で、2.5~3万はかかるとのこと)。保険に入ってなかったので痛い出費。
払えないこともなかったのですが、外は雨だし、行くのはやめてホテルでずっと寝ていました。
19時に起床。ちょっと行くか迷いましたが、タクシーで移動すれば何とかなるし、お腹は今のところ大丈夫なので行くことにしました。
席は一階のBOX席後方の最前列。ステージからは遠いですが、全体を眺めるには最高の場所です。
とにかくフェスティヴァルって感じで、雰囲気は普通の演奏会と違い、華やかでした。
あと多かったのは日本人観光客。どうやらツアーに組まれているらしく、20~30人ほどは見たと思います。
演奏はもう圧巻の一言。特別なことは何一つしていないのに、出てくる音の重みが歴史を物語る。
この曲に対する譲れない誇り、「伝統」とはまさにこのことかと体が震えました。
最後はスタンディングオベーション。大学に入って以降泣いたことがない自分ですが、思わず涙が出そうになるのをじっとこらえていました。
この曲を知り尽くしたオケと指揮者、木管がギラギラと黒光りする響きはタイプこそ違うものの、クーベリックを彷彿とさせるものでした。
終わったあとは会場からタクシーでホテルへ向かい、とりあえず近所の売店で水とサンドイッチを買いました。あまりにもお腹がすいていたので、とにかく何か食べなければ、と。