横浜シンフォニエッタ 第11回演奏会
オールモーツァルトプログラム
交響曲 第1番
ピアノ協奏曲 第22番
交響曲 第41番《ジュピター》※暗譜による演奏
この日はモーツァルト生誕祭ということで、オールモーツァルトプログラムであった。
普段、なかなかモーツァルトを進んで聴くことはないのだが、菊池洋子さんの演奏で考えを改めた。
以前、セーゲルスタム/読響でモーツァルトのピアノ協奏曲を聴いてからである。
山田和樹さんもプレトークで話していたが、モーツァルトは大好きなのだが、なぜか演奏を聴いていると眠くなってしまう。
すごくよく分かる。
私の場合はCDを聴いていると眠くなってしまうことが多い。
演奏機会が少ない交響曲第1番を経て、これまた演奏機会がさほど多くないピアノ協奏曲第22番を聴いたが、この曲が好きになってしまい、終演後にCDを買ってしまったのであった。
暗譜で演奏された、モーツァルトの「ジュピター」は至福のひと時であった。
「モーツァルトってこんなに愉しいのか!!」というのが、ヤマカズさんの演奏からは感じられた。
横浜シンフォニエッタのメンバーがノリノリで楽しそうに笑顔で弾いている。メリハリがあり、表情が豊かであり、とても暗譜とは思えない。
というか、暗譜だからこそ、曲に共感できるのか。
特に第4楽章は忘れられない演奏。コーダの力強さと躍動感。
会場は湧きに湧いて、アンコールはまた第4楽章だった。
なんでも生演奏が最高であるが、モーツァルトこそ生で聴くのがよいと思えたのであった。CDだとどうしても眠くなりがちなのでw