コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【欧州現地指導】2018/01/27(Sat) - 2018/02/10(Sun) Day14 ラストはベルリン・フィル

2月8日(金)。

今日はいよいよこの旅行最後のコンサートで、最後の夜。

 

朝ごはんを食べて、昼の便でベルリンに出発。

 

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チェックイン時に全部支払うシステムは信用されてないみたいであまり好きではないけど、時間ない時にはちょうどいいかもしれない。

 

S8のほうが早いのに、最初に来たS1に乗ってしまう。S1だと郊外を遠回りするので、15分ほど余計に時間がかかる。

時間には若干余裕はあるけど、行動を悔やんでしまう。

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空港に着いて、荷物の超過料金が取られるとのこと。

英語で交渉して、「じゃあ荷物抜いて、ここで軽くするよ」と言ったら返金してくれた。

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飛行機にはバスで移動して、タラップで搭乗。

 

予定より早くベルリンに到着。

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ベルリンに着いたら、珍しく快晴であった。

 

タクシーを拾って、市内へ。今日は前回のホテルが取れなかったので、その近くのホテルを取った。

運転手さんはタイからの移民だけど、あまり英語もドイツ語得意じゃなくてと言いながら英語で話す。

バンコクは行ったことないけど、アジアは何箇所は行ったよーとか、そんな会話をしていた。

後部座席から写真を撮っていたら、助手席おいでよって行ってくれたり、ホテルの住所は暗記までしていたり、とてもいい運転手さんだった。

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メルキュールホテル泊まるのって何年ぶりだろう。

明日5時半には起きなきゃないのに、それにはあまりにももったいない広さ。

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ホテルへのチェックインを済ませたら、少量の日本円、ユーロ、チェコ・コルナと旧パスポートが入ったポーチを、前のホテルで無事に回収。

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その足で北朝鮮の大使館を #現地指導 。

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その足でDussmann、Ampelmannなどに行って、お土産を買う。

 

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小腹が空いたので、イタリアンレストランに入ったけど、このセットで€20近くはありえない。

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ちょっとだけホテルで、仮眠してから、いよいよベルリン・フィルへ。

 

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席はばっちりいい場所をキープ。Block Bが1番響きもいいし、落ち着く。

 

曲目は

ウェーベルンパッサカリア、ベルクのヴァイオリン協奏曲、

休憩を挟んで、ドヴォルザークの「新世界より

 

ドヴォルザークだけが置き換わっていて、奏者は変わらずレオニダス・カヴァコス

指揮者は病気のメータの代役でハイティンクになったが、さらにハイティンクが病気でキャンセルして、アダム・フィッシャーに。彼はベルリン・フィル初共演。

https://www.berliner-philharmoniker.de/konzerte/kalender/details/51127/

 

パッサカリアはクリアなサウンドだが、割と主張はせず、カヴァコスがソロのベルクのヴァイオリン協奏曲も、カヴァコスを立てる感じの演奏。

しかし、休憩を挟んでからの演奏がすごかった。

とにかく鳥肌が立つくらい、ベルリン・フィルの弦が強靭で、アダム・フィッシャーも攻める攻める。

動きとテンポがまるで現代版ショルティを見ているようであった。

「聴き飽きた」はずの曲がこんなに凄みと新鮮味を持って聞こえるだなんて。

第1楽章が終わった時点で異例の拍手が起きた。

最初は止むのを待っていたアダムだが、鳴り止まないので、客席に向かって「まだ続きがあるから」という仕草をして、客席にガッツポーズをして、客席からは笑いが起きる。

第2楽章もややテンポは速いながらも、しっかり歌っていて好印象。

第3楽章と第4楽章はこの初コンビの面目躍如。抜群のバトンテクニックと安定感でしっかりまとめた。

客席からは惜しみないブラボー。一般参賀があってもおかしくないくらいの雰囲気だった。

アダムはベルリン・フィルと相性抜群なので、是非客演してほしいと思ったし、過去聴いた「新世界より」の中で間違いなくベスト。

ハイティンクは残念だったけど、それ以上の素晴らしいものを聴いたから、来て本当によかった。

 

団員さんとアダム・フィッシャーの様子を見るだけで、両者の満足度がいかに高かったが分かると思う。

ベルリン・フィルでここまでいい笑顔はそうそうない。

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帰りは先週Sさんときたドイツ料理の店で最後の晩餐。

店員さんとはドイツ語で話したが、フレンドリーは方で話しやすかった。

 

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興奮と、そしてこの旅が終わってしまう悲しさと、今回の旅を考えいたら、色々とこみ上げてくるものがあって、夜はなかなか寝られなかった。

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