道義Foreverのつもりで、万難を排してチケットも取ったはずなんだけど、道義さんが病気でキャンセル。
自分が強烈な推しではないというのもあるけど、どうも道義さんとはタイミングが合わない。
チケットもかなり取りづらくなっているので、おそらくこのまま聴くこともないかな
というわけで代役はノット。
びっくりしたけど、今は同じカジモトなので引き受けたのだと推測。
サマーフェスタの看板指揮者でもあるし。
ここのところ、仕事が猛烈に忙しく、睡眠時間が3時間くらいの日々が5日くらい続いたせいか、一昨日あたりからまた風邪をこじらせてしまい、熱はないものの、頭が痛かったので、来る前に病院で薬をもらって横になったら、かなり楽になったので参戦。
電車で来るか迷って、結局車で来た。
20分前に最寄りの駐車場に投薬。
プログラムは変わらないまま。
今日は2CAの右側。
完売だけあって、席はほぼ埋まっていた。
2CAの左側最前列が空いていたのは招待席なのかな。
あの席が一番好きなんだけど。
以下、感想。
道義フォーエバーなところの代役にノットで、正直新日との相性ってどうなの?と思ってたけど、この短期間で仕上げたとは思えない一体感のある演奏。
おそらく同オケにとって慣れない対向配置、普段は暗譜なノットも譜めくりしながらの指揮。
1番素晴らしかったのは第1楽章で、冒頭のホルンからして雰囲気満点。そのあと超スローテンポで主題に入っていくところは最高で、途中の溜めてからのうねる部分は涙腺崩壊寸前だった。
しかも金管のソロパートが上手い。新日ってこんな名手揃いだったのか。
ノットも味をしめたのか、計画的なのか、テンポを上げていくが、第2楽章はHnや木管のソロやカウベルもよかったが、もっと色彩感出せたはず。
音の作りは丁寧なんだけど、音に煌びやかさがないのはVnやVaに原因がありそうな感じ。
第3楽章はノットの速球にHnとコントラバスがついていけてなくて雑味を感じた。
あちこちのパートも続々と脱落。
第4楽章は弦が実に艶やかな音を出していて、第1楽章と並ぶ良さを感じた。
同じ「夜の歌」なのに、第2楽章との違いはなんだったんだろう。
第5楽章はそれまで完璧だったTpも外してしまったが後半につれてオケとノットの波長があってきて、ノットの豪速球にもオケがついていくところが素晴らしい。
初めてでここまでやれるんだから、また続きを聴きたくなってしまった。
団員も笑顔だったし。
ノットの手腕と、新日フィルのひたむきさに拍手したい。
両者にとって、とても忘れられない出会いだったと思う。
カーテンコールはノットとチェさんが表れて、抱擁していた。
またこのコンビが聴ける日を願う。
次のコンサートはネルソンス/SKOの予定。
金曜日も行くかは仕事と宿の手配の関係もあり、結構悩み中。