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コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】下野竜也/読響 池辺晋一郎、ベートーヴェン、フィンジ@サントリーホール 2016/04/14(Thu)

 

読売日本交響楽団
第557回定期演奏会

指揮=下野 竜也
テノール=ロビン・トリッチュラー
合唱=二期会合唱団
池辺晋一郎:多年生のプレリュード
ベートーヴェン交響曲第2番 ニ長調 作品36
フィンジ:霊魂不滅の啓示 作品29

 

久々の読響定期。

とある事情で、これから多く通うことができそう。今日はその初日。

今日は2階のRDで聴いた。

とてもよく響く。奏者の顔がよく見えないことだけが残念。

 

ベートーヴェン以外、超マニアックな選曲。

そのせいか、P席が合唱が乗るため開放されていないにも関わらず、空席が割とあった。

池辺晋一郎の「多年生のプレリュード」は2011年に読響から委嘱された作品で、その時の初演も下野さん。

ハルモニレーレの時もそうだったけど、下野さんは現代音楽の時は分かりやすい棒でキビキビと振る。

それでも決してうるさくならないのは、この曲を知り尽くしているだけでなく、正指揮者として長年オケとの関係があったからであろう。

ベートーヴェンティンパニこそ小型のバチを使っていたが、それ以外はモダンな奏法。

メリハリと弾力があり、読響の弦、そして金管もうるさくなるギリギリのところで鳴っていた。

 

でも、圧巻だったのは祈るような、名残惜しい何かを懐かしむようなフィンジであった。

現代の部類に入るフィンジであるが、様々な曲の影響を受けているだけあって聴きやすい。

曲と真摯に向き合い、確かなバトンテクニックで大迫力と、静寂ではトリッチュラーのリリックな声が哀愁を誘う。

こういう、光が当たっていない曲に光を当てるところこそ、シモーノの真骨頂だと再認識したのである。
会場の拍手とブラボーが凄かったといえよう。

またフィンジを聴いてみたくなった。

来週のベルクにも行きたかったが、別なコンサートとバッティングしてしまっているので断念。

 

余談だが、2階廊下で友人と立っている時に少し足が通路側に出ていただけなのに、「足をかけようした。左側を大けがしているのに、転んだらどうしてくれるんだ」という言いがかりをつけている老婆がいたが、割と有名な当たり屋らしいのでご注意を。

何か巻き込まれたら係員呼ぶというのが良さそうである。

 

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