自分の中で整理はついたんだけど、ことが起きたのが8/24(土)。
そこから2週間空いたんだけど、意外と書く時間がなくて、もう2週間経った。
2010年から14年間同じ方(店のオーナー)に髪を切ってもらっていたけど、今回でお別れすることにした。
なんとなく数ヶ月前から違和感はあったんだけど、基礎的なことすら出来なくなっていることにショックを覚えてしまって。
業界では本当にトップの人なんだけど、なんで接客として当然のことが出来なくなってしまったんだろう?
自分はクレーマーなのか?
何度も自問自答した。友達にも相談した。
けど、お前は違うよ、って。
以下、時系列。
2024/04
自分をよく担当していたアシスタントSさんがスタイリストデビュー。
とても努力家ではあるが、前から同期の悪口を言ったりするのが気になっていた。
以前から自分より先にデビューした同期Kさんのことを
「あいつは顔がいいだけで何もないから、(オーナーが)可哀想だと思ってデビューさせた」
「あいつのYouTubeはつまらないので見ていない」
「俺はそのうち売り上げで抜く」
自分はその最速でデビューした彼の同期Kさんのことが非常に好きで、入社最終試験の時から見ていた。
高校の頃からお店に憧れて関西から高速バスに乗って通っていただけあって、入社最終試験である、店舗実習では店を知り尽くした先回り。明らかに抜けて輝いていた。
よくその人のことを褒めるので、悔しさもあるんだろうけど、それは心に仕舞っておくものであって、お客にいうべきではないと思う。
2024/8/11(日)
友達から連絡が来て、この店で髪を切りたいと言っていた。
「ホットペッパーでこのクーポンを使いたいんだけど、誰を選んだらいいか分からない。オーナーは選べないみたいだし」
アシスタント2人にDMしたけど、2人とも返信が来ない。
以前ならもっとすぐに来たよな?と思いつつ。
待たせるのも申し訳ないので、店舗に電話して、誰なら使えるか確認して、Sさん、Kさん、そしてその先輩もう一人の名前をあげて、あとは友達に選んでもらった。
友達はSさんを選んだ。
それは自分のインスタによく出ていたかららしい。
2024/08/15(木)
友達はAさんに髪を切ってもらった感想を伝えてきた。
とてもよかったそうで、また行きたいと言ってくれた。
自分もこの後のタイミングで、予約を入れた。
以前ならSさんから紹介ありがとうくらいDMあったよな、と思いながら。
Sさんはアシスタント時代、来店後、いつも「今日はありがとうございました」ってDMをくれた。
いやいや、そこまでしなくとも思いつつ、嬉しかった。
でもスタイリストになると、そういうのもなくなってしまうのかなと思った。
2024/08/23(金)
オーナーから夕方LINEあり。
明日13:00からの予約だけど、13:30からでも大丈夫ですか?
とのこと。
ちょくちょくある話なので、前日のブリーフィングで予約を確認した時に予定が合わないか先客がいたのだろう。
もしくは社長業としての何かがあったのかもしれない。
休みの日だし、OKをしたが、(予約時に伝え忘れた)シャンプーのオーダーをお願いしつつ、店のことで気になることとして、
・Sさんに友達紹介したけど、お礼の一言にない。前は終わった後にDMくれるくらい丁寧だった。一方でKさんの悪口はよくないと思う。
・全体的にここ数ヶ月そっけなく感じる。Tさんなどもなんとなく。
と伝えた。
オーナーの回答は
「仰ることはごもっともなので、しっかりやらせてください」
しっかり???
と思いつつも態度で示すので見ててください、ってことなんだろうと思って、少し不安半分で店にいくことにした。
2024/08/24(土)
来店。
ちょっといつもより顔が引きつり気味に見えたけど、一見いつも通り出迎えてくれた。
Sさんが「◯◯さんを紹介してくださってありがとうございます」
その後輩のTさんも「いつもありがとうございます」
と言ってきたが、明らかに言わせてる感が強かった。
ちゃんと意図は伝わっていないと確信した。
その後、オーナーに髪を切ってもらったが、いつもよりトークがかなり多め。
ちょっと疲れたけど、技術は完璧だった。
最近アシスタントとして入ってくれるAさんとは話がよく合う。
この日も楽しかったが、このモヤモヤを話す余裕を与えてくれない。
Aさんも技術は完璧だった。
でも、自分はいるのが辛くて、ブリーチしている最中に頭を抱えてしまった。
全然意図が伝わっていないし、迷惑なクレーマーと思われてるのかなと思った。
会計の時にも紹介割の10%が適用されていないことを話したら嫌そうな顔をされて、10%引してもらった。
あと、会計の時から次回から45日以内の10%割引が効かなくなることを聞かされた。
Aさんはすごく申し訳なさそうだったけど。
店を出てから、シャンプーのことも忘れられていることに気づいたけど、未会計だし、もういいやと思って言わなかった。
最後は一応普段通りには振る舞ったけど、一部始終を親しい友達など2-3人にだけ話して、行くのもう終わりしたら?と言われて決心がついた。
2日くらいは凹んだかな。でも他の経営者の方の意見なども聞いて、8/26(月)には立ち直った。
8/27(火)
Aさんにだけはお礼言いたくて
「色々あって、お店にはもう通えないけど、最後嬉しかったし、楽しかった。ありがとうございました」
と伝えた。
Aさんは「残念だけど、またいらしてください」とのことだったので、やっぱりクレーマー扱いされてたんだなって納得してた。
ところが、
8/28(水)
オーナーからLINEがあり、
「AのDM見ました。何か至らない点がありましたか?」
と聞いてきた。
上記の経緯を全部伝えた。
技術は完璧だったけど、真意が伝わっていなくて本当に残念。
当たり前のことが出来なくなっていて、ショックで、ここまでこじれてしまった以上、もう行くのは難しいと伝えた。
オーナー、
「仰ることはごもっともで、指導が行き届いていなかった。申し訳ない。根本から見直すので、もしよければ是非来て欲しい」
とのこと。
自分はそれ以上返す気にはなれなかったので放置した。
8/29(木)
ゆうパックで荷物が届く。
よく見るとシャンプー?!
差出人はSさんの同期のMさんの名前になっているが、包装もされていないし、シャンプー送るとも言われていないんだけど、、、
手紙が入っているわけでもないし。
(以前、シャンプーが店頭在庫なかった時は送ってもらったことが何度かあったが、その時は手紙も入っていた)
オーナーに真意を聞いたところ、
朝に既読なったLINEが夜に返ってきて、
「間違って送ってしまった。そのシャンプーはそのまま使ってもらって構わない。今回はミスにミスを重ねて本当に申し訳ない」
とのこと。
それ以上は何も言わなかった。
その時のシャンプー。
こういうフォローって自分ならたとえ時間がかかっても電話でするよな、と思いつつも、もう全てに呆れて何も言えなかった。
以上が一部始終。
このオーナーには独立前の7年間、独立後の7年間、計14年切ってもらっていた。
学生時代からのスターだし、仕事にストイックに打ち込みながらも、コロナ禍で店舗を拡大していく姿はすごいと思ったし、コンテストで頂点まで登りつめた人。
でも最後はこういう別れ方になった。
そういう人でも、このような結末になってしまうんだなということを肝に銘じておきたい。
勉強になった。
今後はどこで切ってもらうか分からないけど、気軽に探してみたいと思う。
別な人の視点も必要だと思うし。