ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」Op.16(※)
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
ヴィオラ独奏:安達 真理(※)
指揮:坂入 健司郎
演奏:東京ユヴェントス・フィルハーモニー
前回、ブルックナーの交響曲第8番で素晴らしい演奏を聴かせてくれた、坂入さんのベルリオーズとチャイコフスキー。
木管、金管ともにギラギラしていて、そこに安達さんのうっとりするようなヴィオラがベルリオーズの管弦楽の素晴らしさを引き立てる。
こんなにいい曲を書いていながら、あまり演奏されないのは不思議だといえよう。
後半のチャイコフスキーはストレートな快演!
楽章間はアタッカにせず、それでも全体の一貫性はしっかり取れていた。
そして嬉しかったのは、アンコールの2曲。
1曲目は組曲第4番「モーツァルティアーナ (Mozartiana)」作品61 (1887) より
そして、2曲目は劇付随音楽「雪娘」 作品12から「スコモローフ(道化師)たちの踊り」
「雪娘」は「白鳥の湖」とも作曲時期が近いこともあり、連想させるフレーズ、、、
2曲とも本当にエネルギッシュ!!
暑気払いといったところだろうか。
終演後は坂入さん、安達さんともに気さくに話して下さった。
個人的には昨日のウルバンスキの演奏会よりもずっと面白かったし、来年1月にはマーラーの3番を演奏するらしいので、楽しみで仕方がないといえよう。