過去のものが溜まってるけど、取り急ぎ直近のものからアップしていくのである。
指揮/フランソワ=グザヴィエ・ロト
曲目
シューベルト(ウェーベルン編曲):ドイツ舞曲 D820
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55《英雄》
都響の演奏会へ。
冒頭のウェーベルン編曲のシューベルトはキリッとまとめ、メタモルフォーゼンは前半こそテンポが速いと思ったが、
後半の濃厚な歌いまわしと、各パートの見事なソロがこの曲に込められた想いを表現していたのである。
そしてなんといっても素晴らしかったのは、後半のエロイカ。
都響の機能性を活かしながら、全てのフレーズが新鮮に聴こえた。各パートの強弱にメリハリがあり、アイデアたっぷり。
第1楽章と第3楽章のホルンに傷があったが、それはご愛嬌。
ミンコフスキの時もそうだったが、都響はフランス系の指揮者が振ると音が実にカラフルになるといえよう。
今回は全て小編成の曲。
今度は「火の鳥」など、一転して大編成の曲。
どうなるか楽しみといえよう。