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コンセルトヘボウ主義

世界最高のオーケストラ、コンセルトヘボウのことを中心に、個人的に注目している演奏家や音源について書いていきます。

【コンサート】ノット/東響 シェーンベルク、ベルク、ブラームス@ミューザ川崎 2016/04/23(Sat)

東京交響楽団
第56回川崎定期演奏会

指揮:ジョナサン・ノット
ソプラノ:チェン・レイス
バス・バリトン&語り:クレシミル・ストラジャナッツ
混声合唱:東響コーラス


曲目
シェーンベルクワルシャワの生き残り 作品46 ~語り手、男声合唱と管弦楽のための
ベルク:「ルル」組曲
ブラームスドイツ・レクイエム 作品45

今回は群馬で土日とも自転車のレースがあり、2日目だけ出ることにして、1日目このコンサートを聴くことにした。
自転車との兼ね合いは本当に難しいといえよう。

世界中から絶賛されているミューザ川崎は音響的には最高であるが、立地のせいか、客入りはさほどよくない。
今回も空席があって、8割ほどの入りであった。
(それでも、ノット就任公演のマラ9よりは多かったが)
川崎定期の数が減ったのはもったいないが、ある意味仕方ないのかもしれない。

でも、やっぱりミューザで聴いてよかったと思えるのが今回のコンサートである。

ワルシャワの生き残りは、なかなか演奏されない作品であるが、東響コーラスが力強く圧巻。
特にバーンスタインのカディッシュもそうだが、ユダヤ系のテーマを扱う時に出てくる、ヘブライ語の合唱は他にはない、独特な効果をもらたすといえよう。

続く、ベルクの「ルル」組曲はノット/東響がこのホールの響きを生かし、透明感溢れるサウンドも聴かせていた。

後半のドイツ・レクイエムは、意外にもノットが初めて演奏するらしいが、何か噛み締めるように、祈るようにゆったりしたテンポで進め、トータル73分もあった。
第6楽章はテンポがやや速く、多少粗さがあったが、第2楽章、第3楽章の盛り上げ方が素晴らしかったといえよう。

心が洗われたのである。

 

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