いよいよ前半のクライマックス、キリル・ペトレンコの「ジークフリート」の日。
朝ご飯をしっかり食べて、タクシーで空港に向かう。
欧州は飛行機での移動が非常に面倒。
手荷物は全然預けないので、検査は混むし、テーゲル空港は手狭なので、他の便と被ったりする。
それでもなんとか乗ることができた。
今回は特典航空券と別に買ったので、エコノミークラスで移動。
アップルジュースと炭酸水という、お決まりのパターン。もちろんドイツ語で話している。
無事ミュンヘン空港に到着。
ここも3年ぶりか。全然変わっていない。
ベルリンと違って、14℃もあるのでとても過ごしやすい。
日本路線以外でも、ログブックは欠かさず。
電車で市内に移動。
ホテルに15時くらい到着。
かなり新しいホテルで、近くにはポルシェの中古車センターなどがある。
ホテル料金は前払い。部屋が多いからであろう。
開演まで2時間なので、ちょっとだけ仮眠をしてから出かける。
久々にスーツ着たけど、きつくてなかなか入らない上に、靴がむくんで全然入らない。
痛くて歩くのも大変。
バイエルン国立歌劇場の前は何度か通ったことあるが、中に入ったのは初めてである。
途中デモやってる横をくぐり抜けてきた。
席はちょっと左寄りになるが、ピットが見えて、しかもキリル・ペトレンコの顔が見えるので最高の席である。
さすがオペラだけあって、コンサートよりも更に着飾った人が多い。
ミュンヘン全体的に言えることだが、ベルリンに比べて、圧倒的に富裕層が多い。
車も高級車が目立つ。
ちなみに靴擦れはこんなに酷くなっていて、もはや歩行困難。
さすがオペラだけあって、コンサートよりも更に着飾った人が多い。
ミュンヘン全体的に言えることだが、ベルリンに比べて、圧倒的に富裕層が多い。
車も高級車が目立つ。
もう夢を見ているかのような、陶酔的な響きが印象的だった。彼の「ばらの騎士」が絶賛されていたもかなり納得がいく。
ティーレマンのような重厚なワーグナーを好む人は好きではないかもしれないが、従来のワーグナー像に全く囚われることなく、楽譜に真摯に向き合い、ゼロベースからワーグナーを構築する。それゆえ、響きが本当に新鮮なのだ。
そして、ペトレンコ、歌手、オケともに、とても楽しそうに演奏している。音楽を奏でる悦びに満ち溢れている。
休憩中の国立歌劇場前。
終演後、ペトレンコがカーテンコールで5回も呼ばれたのも納得。
一生の思い出に残ることは間違いない。
「神々の黄昏」よりも「ジークフリート」が好きなので、これだけでもう満足。
帰りはホテルに戻って、軽食を摂りながら余韻に浸っていた。