今日も万難を排して。
と言いたいところだが、

電車が緊急停車2回もして、気が気ではなかった。
5分前に到着。
サントリーホールは4日連続。
上岡さんは2018年9月以来。およそ8年ぶりか。

今日はアチュカロが負傷で出演出来ず。
前日に田部さんが出演することに。
田部さんは吉松隆のプレイアデス舞曲集がすごくよかったし、以前にも聴いたことがあって、御本人にも感想を伝えたことがあったはず。
グリーグは冒頭からドロドロの上岡節前回で、田部さんも少し戸惑っている感あったが、割とすぐに修正(というよりは上岡さんに合わせたか)していくところがさすが。
この曲はゴージャスなイメージがあるが、それとは一線を画す演奏。
上岡さんと読響の音はあくまでも角が立たない丸みを帯びた響き。
それに寄り添った、深みの響きだった。
アンコールはなし。

後半のタコ8。
上岡さんの演奏聴くのは初めてだったが、良くも悪くも斜め上をいく演奏で、通常25-27分かかる第1楽章になんと40分!!!
ただ、中間のクライマックスに到達するにも25分くらいかかっていて、単純に時間だけではないにせよ、意味が見いだせないままだった。
結構退出する人多いんじゃないかなと思いながら聴いていた(実際数人出ていった)。

第2,3楽章は割とオーソドックスなテンポ設定で、長谷川さんのTpが実にいい。
好みは分かれるかもしれないが、現代の洗練されたトーンとは一線を画す演奏で、音色はソ連っぽいローカル色が強く、ビブラートがかった奏法がよかった。
第4,5楽章となるとまた遅くなるのだが、この曲はまとめ方が難しいと思いながら聴いていた。

団員さんもさすがに疲労の色を隠せない感じだったが、それでもやりきった感が出ていた。
ブラボーと同時に激しいブーイングも飛んでいたけど、それも納得だった。
よくも悪くも、こんなタコ8は今後聴けないだろう。


次の上岡さんはいつになるやら。
昔はそれこそヴッパータールやザールブリュッケンまで足を運んだなぁとしみじみ。
前よりもさらに痩せられたけど、お元気そうでなにより。